マーケットの転換点?10月の米消費者物価指数(CPI)が大幅に予想を下回った
先週はFOMC、雇用統計とビッグイベントが続きドル円が145円~150円のレンジへ変わってきました。
そして注目された今夜の10月の米消費者物価指数(CPI)がコアを含め市場予想を大幅に下回る結果となったことで、米金利が急低下し、ドルも大幅安に動いています。米10年債利回りは指標発表前の4.07%近辺から3.94%台まで低下。ドル円は146円前後から143円台まで下落、ユーロドルは1.01ドル台へ急騰しました。
アメリカのインフレが想定よりも収まってきたことで金利が低下し、今夜がドル高からドル安への転換点になったかもしれません。ドル安につれて円安から円高への転換に代わっていくんではないかと思っています。今月は0.75%の利上げでしたが、来月の利上げペースは0.5%予想は現実的な話になってきたかもしれませんね。
一時期150円を超えて160円を目指すのでは!という声もありましたが、日銀の連続介入で150円を割った水準まで押し戻しました。雇用統計後もドル安が進んでいたところで今夜のCPI。発表までは146円台でしたが、145円のロスカットを巻き込んで143円台まで3円の円高へと動きました。
151円から考えると8円の円高ですからね。
財務省、日銀はこの結果に大喜びでしょうね。
もうドル売り介入をする必要はないだろうって。
数回の介入で外貨準備を減らしたものの、151円ぐらいのタイミングで介入をしたことで財務省、日銀は益出しもできたし、円高方向への方向性の転換、そしてこの米国のインフレの低下によりマーケットの方向性が変わってきましたから。まだまだ金利差はありますから140円~145円の間で動くように思います。130円台に戻るにはもう一段の何かきっかけが必要かも。
私はというと、ブログに書いたように数回の介入で大幅に損切を迫られ、方向性が変わってきた感じがしていたのでもう一度ポジションを立て直すためにここ最近はほぼほぼポジションのクローズにいそしんでました。
今夜のCPIの結果を受けて、少しだけなかなか解消できない負の遺産がありますがドル円、ドルユーロのポジションはクローズできたのでまた一から出直しです。
追記
夜中に141円をつけちゃいました。